こんにちは!We love Vietnam 編集部です。
ベトナムのおみやげの定番となった、ベトナム産のカカオ豆を使った高級チョコレート(Sô-cô-la)。2010年代前半から中盤には、MAROUやPHEVAなどフランス人創業者のブランドが一躍有名になりましたが、2010年代後半になると、ベトナム人創業者のブランドも次々と登場してきました。
今回は、そんなベトナム発のチョコレートブランドからWe love Vietnam 編集部おすすめの5ブランドを、それぞれのブランドの特徴とともにご紹介します!ベトナムでおみやげを選ぶときなどの参考になれば、うれしいです。
クリックできる目次
絶対にハズさないおみやげなら、MAROU(マルゥ)
MAROUは、ベトナム産のカカオを使ったお洒落なチョコレートとして、人気ブランドとなった先駆け的な存在。ベトナム産カカオの可能性に着目した、フランス人2名によって2011年に立ち上げられたブランドです。ベトナムには、ローカルのおいしいお菓子はあるものの、日本帰国のときにちょっと渡せるお洒落なおみやげがあまりない…という時代に彗星のごとく現れたのが、このMAROUのチョコレートでした。
この投稿をInstagramで見る
創業から扱う「シングオリジシリーズ」は、同社が扱うカカオの産地、ダックラック(Đắk Lắk)省、ティエンザン(Tiền Giang)省、ドンナイ(Đồng Nai)省、ラムドン(Lâm Đồng)省、バリア=ブンタウ(Bà Rịa Vũng Tàu)省、 ベンチェー(Bến Tre)省の6つの地名が入った板チョコレート。原材料は、カカオ豆、カカオバター、きび砂糖のみとシンプルなため、それぞれのベトナム産カカオの味わいを存分に楽しむことができます。
板チョコはひと口食べただけでも、ガツンと濃厚なカカオの香りが口に広がり、お酒のお供にピッタリ。最近は、ミルクチョコレートのほか、ココナッツ、コーヒー、ライムなどのフレーバーチョコレートも登場しているため、おやつに食べたいという方はこちらをチョイスするのが良さそうです。
価格は通常の板チョコサイズ1枚(80g)で、1500円程度と少々お高めですが、ベトナム産チョコレートブランドして世界的にも評価が高いため、大切な場面でのおみやげならMAROUがオススメ。喜ばれるのは間違いなさそうです!
ホーチミンやハノイ市内にはカフェを併設した店舗もあり、MAROUのチョコレートを使ったドリンクなどが楽しめます。MAROUの店舗は、高島屋やショッピングセンターなどにも入居しています。
日本でも、高級スーパーや輸入食材店、ベトナム料理店など、購入できる場所が増えています!ぜひ一度試してみてください。
ブランド名 | MAROU |
ウェブサイト | https://marouchocolate.com |
通販(日本) | https://marouchocolate.stores.jp |
https://www.instagram.com/marouchocolate/?hl=en |
味、値段、見た目良し!万人受けのPHEVA(フェバ)
ベトナム中部ダナン発のブランドとして、MAROUと同時期にベトナム高級チョコレートブランドとして名を馳せたPHEVA。ただ近年は、同価格帯のお洒落な新しいブランドがたくさん出てきたこともあり、見かける機会が少々減っているのが残念だったりします。
PHEVAもフランス人が設立したブランド。南部・ベンチェー省産のカカオ豆を使い、フランスの製法を取り入れて製造されています。
見た目がかわいいだけでなく、味も食べやすく、価格も手頃なため、筆者は一時期、ベトナム土産としてリピートしていました。板チョコのほか、一口サイズのチョコレートの詰め合わせもあり、食べやすいのもPHEVAの特徴。特に、ベトナム・フーコック島特産品のコショウが入ったチョコレートはベトナムに行くたびに買って帰るお気に入りの品でした。味、値段、見た目など総合バランスでオススメなのがPHEVAです!
ブランド名 | PHEVA |
主な店舗 | 239 Tran Phu street, Hai Chau District, Da Nang |
ウェブサイト | http://phevaworld.com |
https://www.facebook.com/Phevachocolate/ |
ブランド躍進中のAlluvia Chocolatier(アルヴィア・ショコラティエ)
ベトナム南部のメコンデルタ地帯・ティエンザン(Tiền Giang)省のカカオ豆を使って製造したチョコレートブランドAlluvia Chocolatier。Nguyen Ngoc Diep 氏が、ココアパウダーやカカオ豆などの販売を手掛ける同省の家業を発展させるかたちで、ブランドを立ち上げました。
初期は、ヨーロッパを中心とした外国人がベトナム産カカオに目をつけて創業するケースが多かったベトナムのチョコレートブランドですが、Alluviaをはじめとしたベトナム人創業者によるブランドもどんどん成長してきています。Alluvia Chocolatierは、MAROUやPHEVA以外のベトナムチョコレートのおみやげを買ってみたいという方にピッタリのブランドです。
ほかのブランド同様に、板チョコレートから、食べやすい一口チョコレート、そして幅広いフレーバーを取りそろえています。
この投稿をInstagramで見る
ベトナムの有名な観光名所を描いたギフトボックスに一口板チョコレートが10個入った Landmark Gift Box Alluvia(10pcs)はベトナムみやげと一目でわかるデザインで、贈り物にぴったりです。値段も700円程度とまとめ買いしやすい価格帯です。
ブランド名 | Alluvia Chocolatier |
主な店舗 | 110 Le Loi, Ben Thanh Ward, District 1, HCMC |
ウェブサイト | https://www.alluviachocolate.com |
https://www.instagram.com/alluviachocolatevietnam/ |
ベトナムフルーツ味が豊富、D’Art Chocolate(ディアート チョコレート)
カナダに留学し、経営学を学んでベトナムに戻った、ベトナム人のDo Duy Hai 氏が2011年創業。ベトナムのほか、世界各地のカカオを厳選・仕入れて、ベトナムで企画・製造しています。
現在、ホーチミンとハノイに自社店舗があります。店内には、定番のカカオ含有率のことなる板チョコレートのほか、ココナッツ、コーヒー、トロピカルフルーツ、ナッツなど、ベトナムの食材を中心とした約20種類のフレーバーの一口チョコレートや、生チョコレートなどがそろいます。特に、トロピカルフルーツの、ライチやポメロ、ジャックフルーツ、マンゴーなどベトナムのフルーツを使ったフレーバーはディアートチョコレートならでは。おみやげで渡す際にも、話題にできそうですね。
この投稿をInstagramで見る
ブランド名 | D’Art Chocolate |
主な店舗 | 131 Lê Thi Riêng, Phường Bến Thành, Quận 1, Hồ Chí Minh |
ウェブサイト | https://www.dartchocolate.com |
https://www.instagram.com/dartchocolatevietnam/ |
ベトナム通の方のおみやげに、TBROS(ティーブロス)
TBROSは、Truong Minh Thang 氏が高校時代の同級生だった Nguyen Duy Thong 氏と共に2017年にダナンで創業した、新興組のブランド。Thang 氏は大学・大学院で食品技術やなどを学んだのち、食品企業などを経て、当時注目を浴びはじめたベトナム産カカオに着目してチョコレート業界に参入しました。
同社はベトナムのカカオ農家と直接協力し、全国のさまざまな省からカカオ豆を調達。独自のメソッドで豆を発酵・乾燥させています。
この投稿をInstagramで見る
TBROSは、ホーチミン都心部にも店舗が多い高級スーパーAnnam Gourmet(アンナムグルメ)や、コンビニエンスストアのセブンイレブンなどで扱っているため、ちょっとおみやげを買い足したい!というときに助かります。ベトナム人創業者が作った新しいブランドというエピソードも合わせて、ベトナム好きの方へのおみやげにはティーブロスが良いかもしれません!
ブランド名 | TBROS(ティーブロス) |
主な店舗 | AnNam gourmet : Saigon Centre B2-11/12, 65 Lê Lợi, Phường Bến Thành Quận 1 |
ウェブサイト | https://tbros.vn |
https://www.instagram.com/tbroschocolatevn/ |
あなたはどれにする?ベトナムのチョコレートブランド
ベトナム産カカオで作ったベトナムのチョコレートブランドを紹介しました。ベトナム産カカオは、2000年代に入ってから政府が国の重要輸出品目として積極的に成長を後押ししてきたこともあり、栽培技術や品質も向上。国際的な評価も高まっています。
現在、ベトナムでは多くのチョコレートブランドが登場し、「丁度良いベトナムみやげが見つからない…」と悩んでいた時代から、うれしいことに、どのブランドを選ぶか迷える時代になりました。ぜひベトナムを訪れた際には、好みの1枚を見つけてくださいね。