【We love V-movies|2025年11月最新】日本で視聴できるおすすめのベトナム映画!

こんにちは!We love Vietnam 編集部です。

今月もベトナム映画やドラマを取り上げる「We love V-movies」では、2025年11月に配信サービス(Netflix、U-NEXT、FODなど)で日本から観られるおすすめのベトナム映画をご紹介していきます!

今回はベトナムのアクション映画「ハイ・フォン:ママは元ギャング」(Netflix)とコメディ映画「パパとムスメの7日間」(FOD)をご紹介。系統の違う2作品ですが、ベトナム好きにとってはそれぞれベトナムの雰囲気を感じながら観られる作品です。

ぜひ今月も一緒にベトナム映画を楽しみましょう!(※配信状況は適時変わるためぜひチェックしてみて下さい)

【Netflix】ハイ・フォン:ママは元ギャング

「ハイ・フォン:ママは元ギャング」は2025年11月現在、Netflixで視聴できます。コチラ!】

英題・ベトナム語題 Furie / Hai Phượng
ジャンル アクション(98分)
公開年 2019年
内容 元ギャングの母親が誘拐された娘を救うために壮絶な戦いに挑むベトナム発のアクション映画

ギャングから足を洗い、ベトナム南部のメコンデルタ地域で田舎町で借金の取り立て人として働いていたハイ・フォン(Hai Phượng)。ある日、市場で母子家庭で育てる一人娘のマイが誘拐されたところから話が展開します。人身売買集団の犯人を元ギャングのハイ・フォンが追跡していきます。

本作最大の魅力は、主演ヴェロニカ・ンゴー(ベトナム活動名:ゴー・タイン・バン)さんの存在感。スクリーンに映し出される彼女の鋭い目つきとスピード感あふれるアクションに引き込まれます。

そしてアクション映画として終わらないのが本作の面白さ。子どもを思う場面でふとのぞかせる、母親としての切実な表情とアクションの迫力、慈愛に満ちた表情の緩急が物語に奥行きを与えています。さすがベトナムのトップ女優。誘拐された子どもを追う過程で、彼女の過去なども明らかになっていきます。

息をつく間もない展開は、ベトナムのメコンデルタ地域の田舎町やサイゴンのロケーションでのアクションシーンによってさらに加速します。公道でのカーチェイスならぬ「バイクチェイス」の疾走感。さらには、娘の乗る船を追いかけるために、主演自らが褐色の大河へ大胆に飛び込むシーン。そして、勢いよく疾走する鉄道の上での緊迫感あふれる格闘など、次から次へと繰り広げられる躍動感のあるシーンは見ものです。迫力ある音響も相まって、臨場感を味わうことができます。

アクションの激しさとは対照的に、本作はベトナムの多様な風景を美しく映し出しています。劇中に登場するネオンが輝く地方都市の街並み、活気あふれる市場、そしてどこか懐かしさを覚える農村の風景が、物語の舞台であるベトナムの地方都市を鮮やかに思い出させてくれます。

当時ベトナムでも大ヒットとなった本作。日本で働くベトナムの方々もこの映画は知っている人が多い印象です。情感豊かな背景と親子の愛をかけた壮絶なアクションが相乗効果を生み出し、見応えのある作品となっています!

【FOD】パパとムスメの7日間

「パパとムスメの7日間」は2025年11月現在、FODから視聴できます。コチラ!

ベトナム語題 HỒN PAPA DA CON GÁI
ジャンル コメディ(116分)
公開年 2019年
内容 舘ひろしと新垣結衣が主演を務めたコメディドラマ(2007)のベトナムリメイク版

物語は、母親を亡くしてから二人きりで暮らす父親ハイ(Hải)と、高校生の娘チャウ(Châu)の関係から始まります。お互いを思いながらも、価値観やライフスタイルの違いから、どうしてもうまく噛み合わない二人。

ある日、ふとした出来事によって、二人の「体」が入れ替わってしまいます。父親の姿で娘の高校生活を、娘の姿で父親の日常を送ることに。この予測不能な入れ替わり生活を通じて、お互いなかなか口には出せなかった葛藤や苦労、そして深い愛情が初めて理解できるようになっていきます。

「体入れ替わり」という王道プロットで描くヒューマンドラマですが、「入れ替わり」というテーマの成功は、やはり「役者の力量」によるところが非常に大きいと感じます。

特に、娘のチャウ役を演じたKaity Nguyen(カイティ・グエン)の演技は圧巻です。あんなに可憐で美しい彼女が、父親の魂に入れ替わってからは、まるで別人!豪快な動作、おじさんらしいガサツな歩き方や仕草を違和感なく演じきり、そのギャップと気持ちの良さに思わず引き込まれます。ちなみにカイティ・グエンさん、ファミリーマートや高砂熱学工業のCMに出ている日本の若手女優、八木 莉可子さんにそっくりだと思うのは私だけでしょうか。

父娘お互いの気持ちが通じ合っていくプロセスには(ある程度予測できているものの)胸を打たれ、結末を迎えたときには「よかった」と思える温かい作品です。チャウの同級生や、ハイの同僚、そして個性的な大家さんなど、周りの登場人物が非常にユニークで愛らしいのも魅力です。彼らが交わすちょっとした会話ややりとりが笑いを生み出し、作品全体に生き生きとした活気を与えています。

主人公ハイが日系のDHCベトナム支社で働いている設定のため、日本的な要素がちょこちょこ登場するのも興味深い点です。ハイが勤める会社の製品がさりげなく、あるいは堂々と登場するシーンは、まるでタイBLドラマであるあるの「スポンサー忖度タイム」(主人公たちが突如スポンサー商品を露骨に使い出すシーン)のようで、クスッとさせられます。

本作は、セリフの多くがベトナムの南部弁(サイゴン方言)で展開されています。ベトナム語を勉強中の方にとっては、ネイティブの自然な発音やスピード感を学ぶのに最適な教材となります。日常会話でよく使う表現や、独特のニュアンスを掴むことができます。本作は日本語字幕のテンポ感もよく、すっと物語に入り込むことができました。ベトナム映画が初めてという方にぴったりの作品です♪

今月のベトナム映画まとめ

今月の「We love V-movies」では、「ハイ・フォン:ママは元ギャング」(Netflix)「パパとムスメの7日間」(FOD)をご紹介しました!

We love Vietnam 編集部はこれから月一回のペースで、おすすめのベトナム映画・ドラマ作品や、日本の配信サービス(NetflixやU-NEXT、Amazon prime等)で観られる作品をご紹介していく予定です配信状況は時期によって変わるため、気になった作品はぜひ検索してチェックしてみてくださいね。

まだ日本から観られるベトナム映画は多くありませんが、主要プラットフォームで配信される映画・ドラマや、イベントなどで上演される予定の映画をタイムリーにご紹介できたらと思っています。We love Vietnam 編集部のメンバーもベトナムエンタメが好きなので新しい作品の配信・上演が楽しみです。

ベトナム映画やベトナムエンタメ好きのみなさんぜひ盛り上げていきましょうー!

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