訪れる

日本で珍しいブンボーフエの専門店!〜 ブンボーフエ・ジャ・チュエン(志木)

 

こんにちは!We love Vietnam 編集部です。

ブンボーフエ(Bún Bồ Huế)という麺料理をご存じですか?牛骨のほか、豚足やカニなどを加えて煮出したダシをベースに、エビや唐辛子から作った調味料サテ(Sa Tế)やレモングラスなどを加えて味付けした甘みのあるスープに、うどんのような太米麺が入ったベトナム中部の都市フエ(Huế)発祥の料理です。ベトナム現地でも人気料理のブンボーフエですが、日本にも専門店が登場。ベトナムで食べるような濃厚で本格的な味わいで日本に住むベトナムの方々から人気を集めています。今回は、埼玉県・新座市にあるブンボーフエの専門店 ブンボーフエ・ジャ・チュエン(Bún Bồ Huế Gia Truyền)さんにお邪魔してきました。

ベトナムの古都フエ発祥の料理

 

ブンボーフエは、米から作った麺のブン(Bún)、牛肉のボー(Bồ)、ベトナム中部の都市の地名フエ(Huế)の名がついた麺料理。古都フエで16世紀ごろに誕生した料理といわれています。発祥地のベトナム中部はもちろん、現在は、ハノイやホーチミンなどでも人気店が登場しています。ベトナム人の間でも人気の麺料理です。日本では、ベトナムの麺料理というとフォー(Phở)が有名ですが、爽やかな酸味と甘み、そして辛味が楽しめるブンボーフエも一押しです!

日本ではまだ珍しいブンボーフエ専門店として2022年8月に開業したのが、ブンボーフエ・ジャ・チュエン(Bún Bồ Huế Gia Truyền)東武東上線志木駅の駅前のビル3階に入居しています。テーブル席が並ぶ明るい店内に、フエの写真などが展示されており、ゆったりと食事を楽しむことができます。都心のお店ではありませんが、仕事で一緒になるベトナム人の方からよく名前を聞く、在留ベトナム人の方にもよく知られている店舗です。同店は1980年からベトナムで運営しているブンボーフエの専門店「ブンボーフェ・ジャ・チュエン」で40年以上受け継がれている秘伝のレシピを日本で実現したといいます。スープの味の決め手となる調味料のサテは、フエ産のエビと唐辛子を使って作った自家製です。

ブンボーフエの専門店ということだけあって、メニューにはずらりとブンボーフエのメニューが並びます!ブンボーフエは色々な種類・部位の肉やハム・団子などが入っているのが特徴ですが、こちらの店舗では、細かくメニューを選ぶことができます。肉の部位は難しいですが、写真と日本語表記もあるので安心です。

日本人のお客さんに人気なのは、こちらのランチセット。牛スネ肉と豚肉と、日本人の食べやすい肉の部位が入ったブンボーフエと揚げ春巻き、飲み物などがセットになっています。一から選ぶのが難しい人にはこちらのランチセットがおすすめですね。

 

バリエーションが満載のブンポーフエ!

ベトナム人のお客さんに最も人気のあるメニューを教えてもらい、特別ブンボーフエ(豚足なし)を注文。具だくさんで爽やかな香りのブンボーフエが到着しました!豚足なしが1杯1,150円、豚足ありが1,250円です。牛から出汁をとった濃厚な甘みに少し酸味が混ざったスープはまさにベトナムで食べた味わいです。麺もブンボーフエらしく太くてつるつると存在感があります。

ブンボーフエは、たくさんの肉がのっているのが特徴です。まずは牛スネ肉(Bắp Bò)です。ブンボーフエには欠かせない牛肉です。薄切りのスネ肉はさっぱりとした味わいで、麺と一緒に楽しめます。

豚ハム(Chả lụa)です。ベトナムではよくこの豚ハムが食べられています。ブンボーフエのスープに浸して食べると、またジューシさが増しますね!ベトナムらしさが味わえる具材の一つです。

そして個人的に最もおすすめだったのが、こちらのカニ豚ハム(Chả Cua)。肉団子のような形状をしています。ちょうどよいもっちり感の団子を口に入れると、カニの風味がふわっと広がります。ブンボーフエの甘酸っぱいスープにもよく合います。

こちらが鴨血のかたまり(Huyết tiết)です。ベトナムのブンボーフエには必ずといってもいいほど入っている部位です。味はレバーに近く、肉のゼリーのような食感です。現地ではよく食べられていますが、日本人は好き嫌いが分かれるようです。苦手な方は鴨血のかたまりが入っていないメニューもあるので、店員さんに聞いてみて下さいね!

ランチセットのブンボーフエは、上でご紹介した通り、牛スネ肉と豚肉が入ったブンボーフエになっています。お店の方によると「日本人の方にも食べてもらいやすい」お肉の部位を選んでいるとのことです。ブンボーフエ初心者にも挑戦しやすいですね!

 

ココナッツコーヒーもおすすめ!

飲み物は、ベトナムココナッツコーヒーがおすすめです!ベトナムは、コーヒーの世界第2位の生産国として有名です。最近は現地ベトナムでも、ブラックや練乳入りのオーソドックスなコーヒー以外に、塩コーヒーやエッグコーヒーなど、いろいろなアレンジコーヒーが楽しめるカフェが増えています。ココナッツコーヒーもその一つ。甘いココナッツスムージーと濃いベトナムコーヒーがマッチします。

ほかにも、同店ではフエに工場があるフエの地場ビール「Hudaビール」なども楽しめます。ブンボーフエと一緒にいただくのも良いですね。

 

ブンボーフエ・ジャ・チュエンについて

本日は、埼玉県の志木駅近くにあるブンボーフエ専門店 ブンボーフエ・ジャ・チュエン(Bún Bồ Huế Gia Truyền)をご紹介しました。日本に住むベトナムの方が増え、ベトナム料理の専門店も増えてきました。ベトナム好きとしては、現地で食べた味が日本でも食べられるようになって嬉しい限りです。ぜひベトナム「古都」発祥の牛肉麺を味わってみて下さい。

ブンボーフエ・ジャ・チュエン

住所 〒352-0001 埼玉県新座市東北2-31-12 高やビル3階A
行き方 東武東上線志木駅より徒歩1分
営業時間 10:00~22:00
電話 090-8234-9720

 

\ハノイ北部発祥の人気料理「ブンチャー(Bún Chả)」が食べられる日本専門店の記事はこちら/

【PR】

“プロフィール”

最近の記事

  1. おみやげに必須のベトナムコーヒー!現地スーパーで買える人気ブランド6選!

  2. シナモン香るベトナム版メンソレータム「Cao Sao Vàng」で気分すっきり!

  3. 編集部も注目!ベトナムの人気インフルエンサーを紹介(女性編)!