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ベトナム産のバタフライピーでブルーライスやブルーティーを楽しもう!

 

こんにちは!We love Vietnam 編集部です。

みなさん、バタフライピー(Hoa đậu biếc)というハーブの一種をご存じですか? バタフライピーは和名で蝶豆(ちょうまめ)と呼ばれているマメ科の草花。2〜3cmほどの小ぶりの青い花をつけるのが特徴です。バタフライピーの花に含まれる天然色素で鮮やかな青色を抽出することができることから、最近は飲み物やデザート等の視覚的なアクセントとして幅広く使われています。日本でもブルーの飲み物やデザートがインスタ映えすると話題になりました。バタフライピーはタイ産が有名ですが、ベトナムでも収穫されてスーパーやインターネット通販等で販売されており、さまざまな場面で活用されています。

今回は、ベトナム産のバタフライピーを手に入れて、お茶やブルーライスを楽しんでみました!

バタフライピーとは?

バタフライピーは高温多湿な東南アジア地域原産のマメ科のハーブ。温暖な東南アジア地方では、年間を通じて青いきれいな花をつけています。ベトナムでは北部から南部まで全国的に自生しています。つる植物の特徴を活かして、家の装飾用に栽培する人も多いようです。

バタフライピーは日本にも自生しますが、寒さに弱いため花が咲くのは6〜9月頃のみ。自家栽培も可能で、夏前にはホームセンターなどで苗も販売しています。日当たりが良く風通しの良い場所での栽培が推奨されています。

こちらはバタフライピーを乾燥させてハーブティー(Trà hoa đậu biếc)にした商品です。ベトナムのスーパーで8万ドン(約470円/40g)でした。きれいに瓶詰めされていて、おみやげにもよさそうです。バタフライピーの花には、アントシアニンという天然の青い色素が含まれており、乾燥した花にお湯を注いで5分程度置くと、透明感のあるきれいな青色を発します。

乾燥させても花のきれいな青色が残っています。一見甘い香りがしそうですが、実際はサヤインゲンのような豆々しい匂いがします。

バタフライピーでカラフルなお茶を満喫!

 

バタフライピーのお茶を煎じてみます。普通のお茶と同じように、急須に入れてお茶を抽出します。乾燥したバタフライピーをお湯に浸すと、花の青色が鮮明になります。お湯を入れて5分程度置くと、しっかり青色が出ます。淡めの色を出したい場合は、乾燥バタフライピーの量を減らすか、お湯を入れてから注ぐまでの時間を短縮します。

濃いめに抽出してみました。ストレートで飲むと、ガツンと豆感が主張されています。

ストレートより、果物などを添えてみるのがオススメです。ミルクで割ったり、少し甘みを加えて炭酸で割ったりするとカフェのようなおしゃれな味になります!

”色変”も楽しめます!バタフライピーのお茶に、レモンや柚子、ライムなどの柑橘系の果物の果汁を入れると、酸に反応して、青色から紫色にじんわり色を変えます。自然の色素とは思えない妖艶な色合いです。煎じ方を変えたり、柑橘系の果汁を加えたりで、バタフライピーはいろいろな色合いが楽しめます。

筆者は個人的に、柚子入りのお茶がお気に入りです。柚子が加わると、豆感が強かったバタフライピーの味が引き締まります。ベトナムでは、バタフライピーに氷とレモン、ハチミツを入れる飲み方が浸透しているようです。

バタフライピーでブルーライスに挑戦!

次に、お湯で抽出したバタフライピーを使って、ブルーライスを作ってみました。きれいな青色のお米が炊けました!

水でといたお米に、抽出しておいたバタフライピー茶を入れて炊飯器で炊くだけと作り方は簡単。

<手順>

バタフライピー茶を作る
バタフライピーをお湯で抽出します。しっかり色付けたい場合は、少し濃い目に抽出してくのがオススメ。今回は、透明のコップに入れて透けない濃さの紺色のバタフライピー茶で炊いています。
お米を研ぐ
通常通りお米を研ぎます。研いだ後は水を切っておきます。
抽出したバタフライピー茶を入れる
バタフライピー茶を炊飯器の内釜の量に沿って入れます(1合なら白米1合の目盛まで)。
お米を炊く
いつもと同じ白米モードで「炊飯」をスタート。炊飯器が鳴ったら出来上がり。

 

ベトナムでは、バタフライピーを使ったおこわ(Xôi hoa đậu biếc)が有名です。バタフライピーのおこわは、もち米をバタフライピーを抽出した水に浸しておき、ココナッツミルクなどと共に炊いた料理です。甘くてもっちり、現地の気候や雰囲気の中で食べると、おいしく感じます。

日本の家庭では、家にあるお米ですぐ炊けるブルーライスがおすすめです。普段のお米を炊くのと同じ要領で、作ることができます。青い色素が炊飯器に残るのでは…と心配の方もいるかもしれませんが、大丈夫です、炊飯器に沈着することはありません。うっすらついても水ですぐに流せます。

なかなかない鮮やかな青色の食材で、パーティー料理や、子供のお弁当などにもアクセントで使えそうですね。

バタフライピー、どこで買えるの?

本日はベトナム産のバタフライピーを紹介しました!ベトナムはいろいろと日本では手に入らない食材の宝庫ですね。筆者もベトナム出張の時に1瓶買ってきて、日本でいろいろと楽しんでいます。おみやげなどにも重宝しそうな瓶詰めのバタフライピーは、ホーチミンで展開する高級スーパー、Annam grumet market(アンナムグルメマーケット)や一般のスーパーで取り扱いがあります。大容量で欲しいという場合は、現地のインターネット通販などで大容量パックなどが手に入ります。ベトナム旅行の際には、ぜひお試しください♪

今回使った商品

商品名 Trà HOA ĐẬU BIẾC
ブランド MD Green Foods (Công ty TNHH Green MD)
値段 80.000VND(2022年8月)
購入拠点 Annam grumet market

 

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