
万能つけダレとして、いろいろなベトナム料理に添えられてくるヌックチャム。Nước chấmは、日本語に訳すとそのまま「つけダレ」になります。ベトナムでは、正式に「Nước Mắm Chua Ngọt(ヌックマム・チュア・ゴット)」=「甘酸っぱい魚醤ダレ」と呼ばれています。特にベトナム北部の生春巻き(gỏi cuốn)や揚げ春巻き(chả giò)に欠かせないつけダレです。日本人の口にもとてもよく合います。
実は、このヌックチャムですが家庭でも簡単に作れます!分量の詳細は上に記したとおりで、ヌックマム(魚醤)大さじ2、砂糖大さじ2、酢(またはレモン汁)大さじ2、水大さじ3、ニンニク(一片をみじん切り)、赤唐辛子です。
魚醤:砂糖:酢(またはレモン汁):水 = 1:1:1:3
これがヌックチャムの黄金比です!一度にたくさん作りたいときに参考にして下さい。
では、作業手順です。

① 水と砂糖を混ぜて溶かす
まず、水大さじ2と砂糖大さじ2をボウルや器でよく混ぜて、砂糖を完全に溶かしておきます。日本人の感覚からすると、砂糖が少し多いのでは…と遠慮がちになるのですが、ここで砂糖の量を減らすとヌックマムの塩辛さが残り、まろやかなヌックチャムになりません。黄金比を参考に、個人の好みに合わせて微調整しつつしてみてください。

② 魚醤と酢(またはライム)を加える
あらかじめとかしておいた砂糖と水に、魚醤大さじ2、酢またはライム果汁大さじ2を加えてよく混ぜます。

③ ニンニク&唐辛子を加える
みじん切りにしたニンニクと唐辛子を加え、最後に軽く混ぜます。赤唐辛子は生がベストですが、乾燥唐辛子でも代替可能です。生の新鮮な辛味ほどではありませんが、乾燥唐辛子でもヌックチャムに必要な辛味を加えることができます!

④ 味見して微調整
最後に味見をして微調整します。甘みが強すぎたら酢を少し追加、塩気が強すぎたら水を加えて調整してください。この段階で好みの味に仕上げてくださいね。

出来上がったヌックチャムは瓶などに詰めて冷蔵庫にいれておけば保管可能です。生春巻きや揚げ春巻きのほかにも、お肉や魚のあげもの、野菜などにもよく合います。簡単ですので、ぜひ作ってみてくださいね!
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