ベトナム料理を彩る、調理器具〜 なみなみ包丁！

ベトナム料理は、味がおいしいのはもちろん、その見た目の美しさも特徴です。こちらのなみなみカット、ベトナムでは、豚肉の炭火焼き定食「コムタム（Cơm tấm）」に添えられたにんじんのほか、パパイヤ、きゅうり、じゃがいも、漬物などのカットによく使われています。デザートのゼリーや果物でも見かけます。なみなみの断面ができてスープや漬け汁の味が染みやすくなるほか、子供が食べる時に持ちやすいといった利点もあるようです。

なみなみ包丁は、ベトナムのローカルの雑貨屋等で手に入ります。日本円で100円程度です。ホーチミンで台所用品が充実しているローカル市場、バーチェウ市場（Chợ Bà Chiểu）でもほかの台所グッズと共に並んでいます！

長さは15cm程度。ステンレス製で、持ってみると見た目よりも軽く感じます。

重さは44gでした。軽くて薄いので収納も便利です。

歯の面を見てみると、うねうねと波を打っているのがよくわかります。

なみなみ包丁を使ってみます。こちらの包丁、刃はついていないので、スライサーのように野菜に押し付けてカットしていきます。柄を握った逆の手で、なみなみ包丁の先端に上から力を乗せるとスムーズにカットできます。日本のきゅうりも表面が歯状になり、きれいにスライスできます。断面のおかげで、漬物にしてもしっかり味がなじみます。

次に、にんじんを縦に切ってみました。縦切りは、ベトナムっぽさが出ますね！カットする時には、なみなみ包丁の全体に均等に力をかけなければならないため、薄くスライスするのは少し難しめでした。ちょっと厚さが出ても良いものなら、きれいになみなみの形状を出しながらカットできます。

こうしたひと手間がまたベトナム料理をますます魅力的にしていると思いました ♪

ベトナムでは、ベトナム料理を彩るのに欠かせないなみなみ包丁ですが、日本でも主にじゃがいもをギザギザ、なみなみにカットするための調理器具が販売されています。いくつかご紹介します！

なみ じゃがナイフ（下村工業）

刃物で有名な新潟県三条市の刃物メーカー下村工業の「なみ じゃがナイフ」です。見た目もかわいく、コンパクトな大きさでカットの際に均等に力を加えられて、使いやすいです。日本の刃物メーカーさんの商品だけあって、ベトナムのなみなみ包丁に比べると、サクッと切れて爽快です！

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デコるんカッター（サンクラフト）

上から押し切りがしやすい「く」の字のハンドル形状になっています。なみなみのカッターのほか、先端にカバー付きの刃もついているため、食材に切れ目を入れたり、細工したりすることができる１本でいろいろ使える便利なカッターです！

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包丁いらずで食材を楽しくデコろう！【デコるんカッター】

頑張りすぎなくても、おもてなしメニューが簡単にできます。お弁当や、友達・家族とのパーティーメニューはかわいくおしゃれに作りたい…でも、時間と技術が必要だから無理！と思っている人でも大丈夫「デコるんカッター」ならいつものメニューが大変身。直線刃と波刃の2種類で楽しく簡単に飾り切りがどんどん作れます。〇先端の直線刃は...

本日は、ベトナム料理を作るときに欠かせないなみなみ包丁を紹介しました！ベトナムに行かなくても、日本でも同じ機能の商品が売られているので、気軽に購入できそうです。

ベトナム料理を作るときはもちろん、自宅のパーティーや子供のお弁当などで使っても料理が華やかになりそうです。ぜひチェックしてみてください ♪