2016年のベトナムフェア inイオンレイクタウン越谷
ここ10年ほどで、日本へ輸入解禁されるベトナム産の果物(生果実)が増えています。日本在住の外国人向けのスーパーや小売店などが主な販路だそうですが、最近は日本の一般的なスーパーマーケットチェーンで常時販売されるケースも多くなっています。中でも、ベトナムでも店舗展開しているイオンでは以前からベトナム産果物が豊富に販売されており、毎年、ベトナム産品をPRするベトナムフェアも開かれています。
本日は、日本で食べられる主なベトナム産の果物をご紹介します!
ドラゴンフルーツ(白果実)
実が白いドラゴンフルーツ(白果実/thang long ruột trắng)は2009年に輸入が解禁されました。日本だと沖縄などでも食べられるトロピカルフルーツの1つです。ドラゴンフルーツの実自体は爽やかな甘味でほかの果物に比べると淡白な味わいですが、シャッキ、ジュワッとした食感や豊富な水分が楽しめます。フルーツポンチなどに入れると食感が際立ちます。
ドラゴンフルーツ(赤果実)
ドラゴンフルーツの中でも、実が赤い赤果実(thang long ruột đỏ)の輸入が解禁されたのが2019年。白果実より甘くてフルーティーな味わいが楽しめます。鮮やかなピンクの色合いから、フルーツジュースやゼリーなどお菓子作りでも活躍します!
バナナ
日本でバナナといえばフィリピン産!のイメージが強いですが、最近は、スーパーに並んでいるバナナも産地が多様化しています。ベトナムのバナナ(quả chuối)は2015年に輸入解禁。スーパーでもよく見かけるようになりました。輸入されているベトナム産のバナナは他の産地と同様に、20センチ程の長さの品種で、4、5本の1房で売られていますが、ベトナム現地(特に北部地域)でよく食べた、10センチほどの実が1房にたくさんついた品種のバナナも、ねっとり濃厚な味わいでとてもおいしかったのを思い出します。
ココナッツ
ベトナム産のヤングココナッツとオールドココナッツ(đừa)もスーパーなどでよく見かけるようになりました。ジュースが楽しめるヤングココナッツ、内側のココナッツの果肉が楽しめるオールドココナッツも共にベトナムから輸入されています。このほかに、カッチュー種のマンゴー(xoài)やドリアン(sầu riêng)などもベトナムから輸入されています。
ベトナムの市場で売られているポメロ
今回は、日本で食べられるベトナム産の果物(生果実)をご紹介しました!現在も、ベトナム産の果物の輸入解禁に向けて、ほかの果物でも検証が進められているようです。個人的にはベトナムで食べた果物では一番、ポメロ(quả bưởi/写真上)に感動したので、早く日本でも食べられるようになったらと願っています。農林水産省によれば、ポメロはすでにベトナム側からの輸入解禁要請は出されているようなので、検証の手続きが順調に進めば、日本で食べられるようになる日も近いかもしれません。
みなさんもベトナム産果物を見かけたら、ぜひチャレンジしてみて下さい!