ベトナム食材店で見つけたのは、ドラゴンフルーツライスペーパー「Bánh Tráng Thanh Long(バイン チャン タン ロン)」。ベトナム語では、Bánh Tráng はライスペーパー、Thanh Long はドラゴンフルーツの意味になります。MR.RICE(ミスターライス) というベトナムブランドの商品です。
袋を開けると、鮮やかなピンク色のライスペーパーが入っています。こちらのライスペーパーは赤果実のドラゴンフルーツの果汁で色をつけています。よく見ると、シートにはタンロンの種と同じ黒点が入っています。1袋は100グラム入りで、筆者が購入したときは11枚入っていました。
通常、ベトナムのライスペーパーは円形状のものが多いのですが、こちらのドラゴンフルーツライスペーパーは長方形。円形状のライスペーパーは縦と横で折り込んでしっかり具材を巻き込めるのが特長ですが、面積が広い分、慣れていないと水で戻したあとにベタベタになってしまいがちです。
ドラゴンフルーツライスペーパーは、14cm×10cmの長方形のため、必要な具材を上に置いて、縦一直線にくるくる巻いていけば、初心者でも簡単に生春巻きを作ることができます。
具材を巻いたあとも、しっかりピンク色が発色しています。えびを外側に配置すると、中の具材がきれいに透けて見た目も美しいですね。個人的には、ライスペーパー上にうっすらと見える小さな黒点(種)も、ドラゴンフルーツらしさを感じます。味は、通常の透明のライスペーパーと変わりません。
ベトナムの生春巻きはどのような具材を入れるのか、どのように巻くのかが気になる方は、以下の記事をご覧下さい。ベトナムのプロのシェフが生春巻きを巻いている動画を見ていただけます!
今回はドラゴンフルーツライスペーパーを紹介しましたが、ベトナムでは、ほかにも天然の果物や野菜などの天然素材から着色したライスペーパーがいろいろと登場しています。ビーツやウコンで色付けたカラフルライスペーパーはこちらでご紹介しています!