こんにちは！We love Vietnam 編集部です。
突然ですが、みなさん空芯菜（くうしんさい）は好きですか？ベトナムや東南アジアのレストランでご飯を食べるときは、必ず注文すると言う人も多いのではないでしょうか。ベトナムの家庭では、炒め物やスープの具材としてよく食べられています。シャキシャキした食感がやみつきになりますね。空芯菜を使った料理のなかでも日本人に人気なのが、空芯菜のにんにく炒め（Rau Muống Xào Tỏi）。シンプルな料理に見えますが、シャキっとした食感を残しながら、にくにくの香ばしい味わいを行き渡らせ、かつ鮮やかな緑色の色合いを保って作り上げるのは意外に難しかったりします。
本日は、日本の家庭でも作れる空芯菜のにんにく炒めとして、ベトナムの家庭で教えてもらった、ベトナムでよく作られている調理方法をご紹介します！
まず空芯菜を切り分けます。ベトナムの家庭ではこの作業を手で行っています。空芯菜の茎のつなぎめ部分をポキポキと切り離していきます。ベトナムの友人いわく、手でやった方が炒めた時に味がなじみやすいとのこと！
また、空芯菜の茎の部分と葉の部分を分けておくと、炒めるときに時間差で投入することができ、仕上がりで火の通りが均一になります。
「茹で」こそ、ベトナム式の空芯菜炒めのポイントです！空芯菜の炒め物は、空芯菜を茹でずに炒めることも可能ですが、ベトナムでは空芯菜をさっと茹でてから炒め工程に入るのが王道な作り方です。空芯菜を炒める前に茹でることで、以下のようなメリットがあります。
✔︎ 色鮮やかに仕上がる！
さっと茹でることで、くすんだ緑色になるのを防ぎ、鮮やかな緑色を保つことができます。
✔︎ シャキシャキ食感をキープ！
茹でた後に冷水にさらすことで、シャキッとした食感を残すことができます。
✔︎ アクを抜く！
空芯菜のアクや独特の青臭さを軽減できます。
✔︎ 時短調理になる！
事前に火を通しておくことで、炒め時間を短縮し、強火でサッと炒めるだけでOKです。
ベトナムで出てくるようなシャキシャキで、見た目も美しい空芯菜炒めを作るには、やはり茹で工程がポイントになりそうですね！
茹でるときは、大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩（小さじ1）とサラダ油（小さじ1）を加えます。塩を入れることで、空芯菜の色鮮やかさを引き出し、油を加えることで、炒めたときのツヤに出すことができます。
茹で方ですが、まずは茎の部分を先に沸騰した鍋に入れ、約30秒茹でます。そして、葉の部分を加えて20〜30秒ほど茹でます。茹ですぎると柔らかくなりすぎるので注意です！茹で終わったら、すぐに冷水に入れて冷やします。そして炒める前にしっかり水分を切っておきます。
フライパンにサラダ油を入れ、中火で熱する。みじん切りにしたにんにくを加え、香りが立つまで炒めます。焦がさないよう要注意です！
炒めるときは、空芯菜の茎の部分をフライパンに入れ、強火で約1分間炒めます。その後、葉を加えて全体をさっと炒めます。全体に火が入ったら、ヌックマム（大さじ1）、砂糖（小さじ1/2）、塩（小さじ1/2）を加え、さらに炒めます。ここで水（大さじ2〜3）を加えると、しっとりした仕上がりになります。火を止める直前に味見をして、足りなければヌックマムや塩を少し足してみてください。
本日は家庭でも作れるベトナム式の空芯菜のにんにく炒めの作り方をご紹介しました！ひと手間加えるだけで、ベトナム本場の味わいが楽しめますね！お好みで唐辛子（鷹の爪）を加えると、ピリッとしたアクセントになります。
空芯菜の炒め物のアレンジとして、牛肉の薄切りを加えて牛肉と空芯菜炒め（Rau Muống Xào Bò）も楽しめます。ベトナムでもお米のおかずとしてよく食べられています。また、味付けの調味料にオイスターソースを使うことで、中華風に変化をつけることもできます。
空芯菜ですが、最近は、日本のスーパーマーケットでも販売されることが増えました。また、日本に住むベトナムの方が栽培されているケースも多く、ベトナム食材店やベトナム食材のインターネット通販からも手に入ります。
ご飯のおかずやビールのお供にもぴったりの空芯菜のにんにく炒め。ぜひ、日本でもベトナムで食べたあの懐かしい味を再現してみてくださいね！
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