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カフェ併設のおしゃれなベトナム語書店〜 Ishite Book Cafe (四ツ谷)

 

こんにちは!We love Vietnam 編集部です。

本日は、東京都内で在留ベトナム人の憩いの場となっているベトナム語書店のご紹介です。運営するのは、幼い頃から本が大好きだったというベトナム人女性。日本留学、日本企業への就職を経て、同店を開業しました。店内には、さまざまなジャンルのベトナム語書籍を5000冊もそろえます。TikTokによる生配信の書籍紹介もファンから人気です。

書店にはベトナムコーヒーやベトナムのストリートフードが食べられるカフェも併設。東京の中心で、一息つきながら、ゆっくり読書を楽しめる隠れスポットをご紹介します。

Ishite Book Cafe とは?

JR中央線四ツ谷駅から徒歩2分ほど。外堀通りを渡って一本中の道に入ると2022年1月に開業した Ishite Book Cafe(アイシテ ブック カフェ)に到着です。白い洋風ビルの地下に入居しています。ベトナム語の看板が目印です。

螺旋階段を降るとお店に到着です。地下1階の店舗は、ちょっとした隠れ家のようです。店内は明るく、木目調のテーブル席が整然と並んでいます。手前側がカフェ、奥に書店の棚が多く並びます。

 

5000冊をそろえるベトナム語書籍の宝庫!

書店の本棚には、ベトナム語書籍がずらり。小説やビジネス本、自己啓発本や絵本、語学学習書(ベトナム語・日本語・英語)まで、さまざまな分野の約5000冊の書籍がそろいます。ベトナムの出版物のトレンドを常にチェックし、日本に住むベトナムの人が興味を持ちそうな書籍を、ベトナム現地の出版社数社から仕入れています。

店名のishite(愛して)は、自分を愛して(Yêu lấy đam mê)というモットーから名付けられたといいます。

経営するのは、Vu Linh Huong(ブ・リン・フォン)さん。ベトナム北部の観光地ハロン湾で有名なクアンニン省の出身です。留学生として香川県の日本語学校へ入学。大学では経営学を専攻し、その後日本企業に就職。ベトナムをはじめとした新規市場開拓などを1年ほど担当した後、退社して、Ishite Book Cafeを立ち上げました。

小さい頃から本を読むのが好きで、読書を通じて「自分自身の考え方や生き方が大きく変わった」といいます。こうしたきっかけを日本に住むベトナム人にも届けたいという思いで、同店を開業しました。

店舗はありますが、売上の大半を占めるのはインターネット販売。特にフォンさん本人が出演して生配信するTikTokが大人気で、ここで紹介した本は売り上げが伸びます。TikTokのフォローワーはすでに約2万人。生配信の双方向性を生かし「自分自身の近況を視聴者(お客さん)に共有したり、お客さんの質問や悩みを聞いてその状況に合った本を紹介する」という身近さが人気の秘訣のようです。

フォンさんが最近よく売れているという、おすすめの本を紹介してくれました。

Cuốn sách Hoàn Hào Ngôn Ngữ Cơ Thể(ボディーランゲージのパフェクトブック)

人が自然にとっている身体の動きにどんな意味合いがあるのかを説明したボディーランゲージについての著書。普段何気なくとっている動きに実はこんなメッセージが含まれていた、と興味深く読み進められます。ボディーランゲージは、言葉と同様にその人の思いを伝える大切なメッセージであると伝えた本です。

Muôn kiếp nhân sinh(永遠の命)

米国で有名なベトナム人科学者のNguyên Phong(グエン・フォン)氏による著書。科学者である著者が、生老病死や輪廻転生などの精神面の世界に迫っています。ベトナムでもこうした本の人気が高まっているようです。

20 Truyện cổ tịch Việt Nam chọn lọc(ベトナムの民話名作20選)

ベトナムの民話がベトナム語、日本語の2言語で表記されている民話名作集です。日本語を学習している方などから人気があります。

Ông chú người Nhật trên đất Việt Nam(日本人のおじさんベトナムを行く)

そして、ベトナム語を学んでいる日本人にもおすすめなのがこちら。ベトナムに移り住んだ日本人イラストレーターのムラケンさんが、ベトナムでの出来事を外国人目線で伝えます。Facebookから人気が出たムラケンさんのベトナムでの日常を、親しみやすいイラストと機知に富んだストーリーでまとめた1冊です。

ストリートフードが食べられるカフェも併設!

そしてIshite Book Cafeに併設するカフェスペースが、BỤI TAPIOCA YOTSUYA(ブイ・タピオカ・ヨツヤ)です。席数もしっかりあり、明るく広々としています。こちらのスペースでゲストを招いて1ヶ月に1回ほどゲストを招いて音楽の演奏会や、トークショーなどを開いています。当日は、ベトナム人のお客さんでいっぱいになります。

カフェのメニューです。こちらのカフェはベトナムの若者に人気のストリートフードメニューが充実しているのが特徴です。ベトナムの学生街のカフェや屋台などで扱うメニューがずらりと並びます。メニューも写真入りで、初めて訪れる日本人でもわかりやすいですね。

ライスペーパーの細切りのラー油炒め Bánh Tráng Trộn(バイン・チャン・チョン)はベトナムの若者にも人気の高いストリートフードです。ライスペーパーのほか、乾燥牛やマンゴー、ナッツやうずらの卵などが入っています。口に入れると一気にエスニックの風味が広がります。バリバリした最初の食感から、口の中で水分を含むと柔らかくなり、だんだんそれぞれの具材の味が調和してきます。日本にはない味わいのユニークな一品です。このほか、チキンナゲットポテトソーセージひまわりの種バインミーなど、ベトナムの若者がカフェでよく食べるメニューがそろっています。

飲み物も充実。ブラックアイスコーヒーは、後から氷を入れるベトナム形式です。ベトナムから輸入しているというタピオカを使った飲料も人気です。コーヒー、ミルクティー、お茶、ココア、パフェなどバリエーションもたくさんです。

現在、カフェスペースを運営するのが、Hoang Thi Nguyet(ホアン・ティ・グエット)さんです。飲食業などを経て、ご自身のカフェを開業しました。「日本に住むベトナム人になつかしいベトナムのカフェメニューを楽しんでもらいたい。日本人にはぜひベトナムのカフェメニューを知ってもらえたら」と話します。

Ishite Book Cafeへの行き方

本日は、四ツ谷駅からほど近い、カフェ併設のベトナム語書店Ishite Book Cafe をご紹介しました。ベトナム書籍に囲まれながら、カフェでベトナムのストリートフードを試してみてください。tiktokの配信ものぞいてみてくださいね。

Ishite Book Cafe (アイシテブックカフェ)

住所 東京都新宿区四谷1-1-6アーバンビルサカス17-B1
行き方 JR中央線 四ツ谷駅 徒歩約2分
営業時間 毎日 12:00~20:00
電話 080-6285-4277
WEB

Facebook

https://www.ishite.jp

https://www.facebook.com/ishite.jp/

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