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ベトナム人店主に聞く!ベトナム食材店の歩き方 〜1・2・3MART. CO(横浜市)

 

こんにちは!We love Vietnam 編集部です。

日本に住むベトナムの方が増え、全国的にベトナム食材店が増えています。日本人の私たちもベトナム食材といえば、フォー(phở)ブン(bún)ヌックマム(nước mắm)インスタントラーメン(mì ăn liền)などはよく知っていますが、実は、ベトナムの方々に親しまれている食材はほかにもたくさんあります。

本日は、ベトナム人オーナーが経営する横浜市のベトナム食材店1・2・3MART. CO にお邪魔し、お店で扱っているベトナム食材について、色々と教えてもらいました!

いざ、ベトナム食材店へ!

本日うかがう、は京浜急行本線・日ノ出町駅から徒歩で約5分のところにあります。2021年旧正月時期に合わせてオープンし、開業から約1年半が経過しました。

建物の1階に入居しています。ベトナムの国旗が目印です。

ベトナム人オーナーのハイさんとリンさんが経営しています。店舗は物販機能のほか、インターネットで入った注文の発送基地にもなっています。ハイさんによれば、インターネット経由の注文の方が圧倒的に多いそう。店舗にうかがった当時も、ひっきりなしに電話やインターネットの注文が入っている様子でした。

ベトナム食材店の歩き方〜 ① 日本人に人気の商品

店舗は中規模ですが、店内は明るく、商品もきれいに陳列されていて、初めて訪れる方でもちょっと入ってみやすい作りになっています。今回、店主のハイさんにお店で扱う商品をいろいろと解説してもらいました!

まずは、日本人のお客さんに人気の商品です。

日本人のお客さんに人気の商品の一つが、入り口近くにぎっしり陳列されているヌックマム。ヌックマムは日本人の購入比率も高いようです。チンスーブランドの「Nam ngư(ナムグー)」、「An Lợi(アンロイ)」、「Thuận phát(トゥアンファット)」の3ブランドを取り扱っていました。

麺類も日本人に人気の商品です。特に調理しやすいインスタントラーメンは特によく売れる商品の一つです。日本人の間では「hảo hảo」が有名ですが、最近、ベトナムの方たちの間では「Cung Đình」シリーズの人気が高まっています。筆者も、ベトナム人の友人たちから、立て続けにこのシリーズを薦められました。

そして、エビを調味料の「サテトム(SA TẾ TÔM)」も日本人がたくさん購入しています。テレビなどで紹介されたのがきっかけで急に売上が伸びたりすることもあるようです。

こちらの唐辛子風味の酸っぱい塩(Muối chua cay)も最近、テレビで取り上げられたとのことで、売上が伸びている1品とのこと。

日本人向けには、手軽にベトナム風味を取り入れやすい調味料や、調理が簡単な麺類などが売れ筋のようです。

ベトナム食材店の歩き方〜 ② ベトナムの方に人気の商品

次にベトナム人のお客さんに人気の商品、またはベトナムでよく食べられている商品などをご紹介します!

冷凍食品売り場です。店内には大きな冷凍庫があり、ベトナム料理でよく使われる海鮮や肉類、野菜などが真空パックで冷凍されて販売されています。筆者は数年前からベトナム食材店によく出入りしていましたが、冷凍食品は年々充実してきています。

こちらは何かわかりますか?カエル肉(thịt ếch)です。ベトナムでは比較的よく食べます。味・食感は、鶏肉に近くて、日本人でも比較的食べやすいです。ぎっしり入ったパックで売られています。

ベトナムのハム(Giò lụa)も売れ筋商品の一つです。ベトナム料理ではよく使います。

揚げ春巻き(Chả giò)は、網状の皮とシート状の皮に包まれた2種類の春巻きが売っています。網状の皮は、ザクザクした食感、シート状の皮はさっくりした食感が楽しめます。筆者は、かねてからベトナムの網状の皮の春巻き(写真)のファンですが、皆さんはどちらがお好みでしょうか?

そして、これがベトナム風ぜんざいと呼ばれるデザート、チェー(Chè)の冷凍パックです。チェーまで冷凍で購入できると知り驚きです。ハイさんによれば、自然解凍で、食べられる状態になるとのこと。こちらのチェーは、ベトナムで人気のフルーツ、ドリアン(Sầu)味です。

ベトナムに住んでいた方は、一度は体験したのではないでしょうか…? 一見、普通のゆで卵に見えますがそうではありません。ベトナムのソウルフード、チュン・ガー・ロン(Trứng gà lộn)孵化直前の鶏のゆで卵です。ベトナムでは、孵化直前のアヒルの卵、チュン・ヴィット・ロン(Trứng vịt lộn)が主流で、路上フードとして幅広い世代に食べられています。南部弁のホット・ヴィット・ロン(hột vịt lộn)に由来し、日本人の間では広く「ホビロン」と呼ばれています。

「ボビロン」参考↓

このチュン・ガー・ロンの特徴は、その見た目。殻を破ると、白身と黄身が出てくるのではなく、鶏の胎児になりかけた生物が出てきます。足や口ばし、血管など体の部位が確認できるため、見た目が苦手で食べられない…という方もいます。

ただ、食べてみると、通常の卵よりも香ばしくて、濃厚な風味が楽しめます。食感も歯応えがあり独特です。このベトナムのソウルフードが現在は、日本でも食べられます!日本国内のベトナム人の方が在籍している工場で生産したものを仕入れているとのことです。

ベトナム食材店の歩き方〜 ③ 新商品も続々登場

ハイさんにお聞きすると、1・2・3MART. CO では、いろいろな仕入先を開拓し、できるだけ毎日1つ、新商品を店頭に並べることをモットーに経営しているといいます。最近は、新しい商品もたくさん登場しているようです。

最近仕入れた商品を紹介していただきました!

ドリアン風味とココナッツ風味のインスタントコーヒーです。コーヒー+ドリアン、コーヒー+ココナッツのベトナムらしい組み合わせながら今まであまり見たことのない商品ですね。筆者も一つ購入。これから試してみます!

そして、筆者イチオシがこちら。ココナッツクラッカー「TOP COCO(トップココ)」

ココナッツクラッカーは、ベトナム中部クアンナム省の特産品。薄焼きでパリッと口当たりが良く、噛み砕くと、ココナッツの自然な甘さが口の中に広がります。原料は、米粉、ココナッツ、砂糖で、小麦粉は入っていません。軽くサクサク、ザクザク食べられるので、ヤミつきになります。

TOP COCOのココナッツクラッカーは、オリジナル、ピーナッツ、青豆の3種類。個装したクラッカーが入っています。ベトナム現地で購入する際は、バラマキ用のおみやげにも良いかもしれません!

ベトナムスーパーで見かけた際には、ぜひ試してみてください。

1・2・3MART. CO への行き方

本日は、ベトナム食材店1・2・3 MART. CO へお邪魔して、店主のハイさんにベトナム食材の魅力や売れ筋、傾向などを教えていただきました! インターネット通販も展開しているので、気になる商品があった方は、ぜひチェックしてみてください。

最近は、日本に住むベトナムの方も増えて、全国的にベトナム食材店・ベトナムスーパーが増えています。ぜひ、皆さんの街のベトナム食材店にも立ち寄ってみてください!

1・2・3 MART. CO

住所 〒231-0055 横浜市中区末吉町1丁目3番地1
行き方 京浜急行本線・日ノ出町駅 徒歩5分ほど  地図はこちら
営業時間
インターネット通販 https://www.123mart.co/ja

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