こんにちは！We love Vietnam 編集部です。
本日は、編集部の本棚のベトナム関連本の中から、オススメの一冊「草原の中に黄色い花を見つける（Tôi Thấy Hoa Vàng Trên Cỏ Xanh）」をご紹介します！
ベトナム人の人気作家のベストセラー小説で、映画も大ヒットしました。日本でも各地で上映されたほか、日本語訳の本書が発売されたこともあり、ベトナム好きの日本人は知っている方が多い作品です。
ベトナムの田舎の美しい情景や、子供たちの素朴で繊細な心情の変化に引き込まれます。ベトナムを感じていたくのに、オススメの１冊です。
草原に黄色い花を見つけるは、ベトナムの人気作家グエン・ニャット・アイン（Nguyễn Nhật Ánh）氏の小説。1980年代後半を舞台に、ベトナムの貧しい村で生きる幼い兄弟とその幼馴染の女の子を中心とした日常を描いた物語で、ベトナム国内では10万部を超えるベストセラーとなっています。
2015年には、同小説を原作として映画化。米カリフォルニア生まれでハリウッドで映画を学び、現在はベトナムを拠点に活動する新進気鋭の監督ヴィクター・ヴー（Victor Vu）氏が映像化しました。
封切り後から大きな話題となり、2015年のベトナム国産映画興行収入でトップに立つなど、ベトナムを代表する映画となりました。また、トロント国際児童映画祭で審査委員賞を受賞したほか、第89回アカデミー賞外国映画部門ではベトナム映画代表として出品されるなど海外でも高い評価を得ています。
日本では2017年に公開。各地の映画館で公開されたほか、ベトナム映画祭などでも上映され、ベトナム好きの間では話題になりました。ちなみに筆者は、2016年にハノイに行った際、ベトナム航空の機内で鑑賞しました。
日本語版、草原に黄色い花を見つけるの書籍です。カナリアコミュニケーションズ社より、2017年に発刊されました。題名に合わせた鮮やかな黄色のカバーが目印です。
本作品は、少年少女の心情描写が多く描かれている作品のため、細部まで母語の日本語で読むことができるのは大変ありがたいです。
また、1980年代後半のベトナム地方部の日常や情景が描かれているのも本作品の魅力ですが、邦訳の本書からも楽しむことができます。
草原に黄色い花を見つけるの映画版では、原作の素晴らしさや映像の美しさなどはもちろん、物語の中心となった兄弟と幼馴染の女の子、３人の役者の透明感のある演技に引き込まれたという人も多かったと思います。当時、小さかった３人も成長し、現在もベトナム映画界・ドラマ界で活躍されています！たまに作品などで見かけるとうれしくなりますね。ベトナムメディアで紹介されている直近の様子などを調べてみました！
タイン・ミーさんは2005年生まれ。劇中では、兄弟の幼馴染のムーン役を演じていました。現在も、役者として多くのベトナム映画に出演されています。直近では、ホラー映画の「Bóng đè」に出演されていました。タイン・ミーさんのオフィシャルファンページの Instagram や Facebook にもかわいい写真がアップされており、筆者も癒されています！
ティン・ヴィンさんは2000年生まれ。劇中では、お兄さん役のティエウを演じていました。直近でも、映画に出演されています。ファンページFacebookで近況を知ることができます！
チョン・カンさんは2004年生まれ。劇中では弟役トゥオンを演じていました。ファンページのFacebookには、今年6月に高校を卒業された姿がアップされています。
本日は、ベトナムで人気の書籍・映画から、日本語版にもなった草原に黄色い花を見つけるをご紹介しました！ベトナムからは面白い小説や映画が出てきていますね。映画は、動画配信サービスでも字幕付きでみられるようですので、気になった方はぜひ観てみてください。書籍はインターネット通販で購入可能です。
| 原作者 | グエン・ニャット・アイン（Nguyễn Nhật Ánh） |
| 映画版監督 | ヴィクター・ヴー（Victor Vu） |
| 映画放映（ベトナム） | 2015年 |
| 映画放映（日本） | 2017年 |
| 日本語サイト | http://yellow-flowers.jp |
