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お土産にも!日本でも手軽に使えるおすすめベトナム調味料6選!

こんにちは!We love Vietnam 編集部です。

ベトナム料理といえば、豊かな香りと味わいが魅力。実はその「ベトナムらしさ」を生み出しているのが、個性豊かなベトナム調味料(Gia vịたち。最近は、日本でも購入できる拠点が増え、自宅で本格的なベトナム料理が楽しめるようになりました。ただ、自宅でイチからベトナム料理を作るのは難しいと思う人は多いはず。そこで今回は「私たちが普段作って食べている料理の味付けを少し変えたり、足したりするだけでベトナム気分が味わえる」の視点で、誰でも取り入れやすいベトナム調味料6選をWe love Vietnam編集部のメンバーのオススメの使い方とともにご紹介します!

ヌクマム(Nước mắm)〜ベトナム調味料の王道

まずはなんと言ってもこれ!ベトナム料理の「心」ともいえる調味料、ヌックマム(Nước mắm。カタクチイワシを塩漬けし、発酵させて作られる天然の魚醤で、旨味がぎゅっと凝縮されています。炒め物やスープなど用途は多彩。生春巻きや揚げ春巻きと一緒に食べる、ヌックマムベースの甘酸っぱい付けダレ「Nước chấm(ヌクチャム)」も日本人に人気です。

ベトナムにおけるヌックマムの一大産地は、ベトナム南部のタイランド湾に浮かぶフーコック島(Phu Quốc。リゾート地としても人気のフーコック島のヌックマムは伝統製法で作られており、香りがよく、色が澄んでいて、まろやかな味わいが特徴です。フーコック島のヌックマムは、外国人シェフからの評価も高く、ヨーロッパへの輸出も盛ん。ベトナムでは、炒める・煮る・漬けるなどどんな用途にも対応するオールマイティの調味料として、各家庭に常備されていています。日本でもちょっとベトナムを思い出したいというときに便利な調味料です。We love Vietnam編集部のメンバーもよく実践しているヌックマムを楽しむ方法をご紹介します!

日本でも気軽に取り入れられる!

日本でヌックマムをうまく使いたい!という方には、ひき肉や玉ねぎ、パプリカなどの野菜の炒め物に使ってみるのがオススメ!ひき肉と小さく切った野菜を炒めて、ヌックマムとオイスターソースで味付けつけすると、簡単にアジア風味ののっけご飯が完成します。いつもの醤油ベースの味付けとはまた違った、味わいが手軽に自宅で楽しめます。We love Vietnam編集部もこのアジア風ひき肉の炒め物はよく作っており、あっという間に小ボトルのヌックマムが消費されていきます。

生春巻きもおすすめです。近年は、日本のスーパーマーケットでも高確率でライスペーパーが販売されているため、海鮮やお肉、野菜を包んで手軽に生春巻きを作ることができます。おいしいヌックチャムの作り方はコチラ、ベトナム式の本格生春巻きの作り方もコチラでご紹介していますのでご覧ください!生春巻き+ヌックチャムは友人と集まる時のちょっとしたおもてなし料理にもオススメです(喜ばれます!)。We love Vietnam編集部のメンバーも手作りヌックチャムはビンに詰めて冷蔵庫に常備しています♪

ひと言! スプーン1杯で、一気に「ベトナム風の味」に変身!
おすすめブランド Red Boat(フーコック産、ミシュランシェフも愛用の高級ブランド)、Nam Ngư(価格重視の庶民派ブランド)
日本で買える拠点 一般のスーパーマーケット、KALDI、アジア食材専門店など

サテトム(Sate tôm)〜エビ香るベトナム版「食べるラー油」

 

近年、日本でも人気急上昇中のサテトム(Sate tôm。「サテ(Sate)」は、もともと東南アジアのチリオイルのような調味料、「トム(Tôm)」はベトナム語でエビという意味で、サテトム = エビ風味のチリオイルになります。干しエビとレモングラス、唐辛子、にんにくなどが入った辛うま調味料で、旨味・香り・辛味のバランスが絶妙です。辛いだけでなく「うまみが強い」のがポイント。ベトナム版「食べるラー油」ともいえる存在で、麺類やチャーハン、鍋の味付けに加えるだけで香ばしい風味が広がります。

日本の食卓にもしっかり馴染む!

日本のテレビ番組などでも紹介され、すっかり人気のベトナム調味料となったサテトム。日本の食卓にも単体でしっかり馴染む優秀な調味料です!まずは、ラーメンチャーハンにちょい足しで使ってみるのがおすすめ。一気にコクが増します。また、餃子焼肉のつけダレとして、いつものラー油の代わりに加えてみても、エビ風味の変化が楽しめます。We love Vietnam編集部のオススメは卵かけご飯!軽くサテトムをたらすと、一気に食欲が増します。ぜひ試してほしいベトナム調味料の一つです。

ひと言! やみつき注意!辛党にはマストアイテム!
おすすめブランド CHIN-SU(初心者でも辛さ控えめで取り入れやすい)、Thuận Phát(エビ感強め。より現地感を味わいたい方に!)
日本で買える拠点 KALDI、アジア食材専門店など

コショウ(Hạt tiêu)〜素材の魅力を引き出す名脇役!

料理に欠かせないスパイスの代表格、コショウ(Hạt tiêu。一度食べると驚きますが、ベトナム産のコショウは、日本でよく使われているコショウとはひと味もふた味も違います。まずは、芳醇な香り。ベトナム現地では、挽かずに粒のまま保管→使う直前に潰すのが一般的のため、香りの鮮度が違います。そして口に入れると、鼻に抜ける柑橘系のような爽やかさも感じられます。

ベトナムはコショウの世界有数の生産国・輸出国。特に中部~南部にかけて広がる高原地帯では、土壌と熱帯気候が胡椒栽培に適しているようです。ヌックマムの名産地でもあるフーコック島や、コーヒー栽培で有名な中央高原地帯のダグラク省などで作られています。

コショウを食べるための料理を考えたくなる!

We love Vietnam編集部のメンバーもこれまでいろいろな種類のベトナムコショウを買ってきました。一番衝撃だったのは、フーコック島のコショウ畑で直接購入した黒コショウ。粒で買ったコショウをペッパーミルに入れて、挽いて使っていましたが、その香りと存在感は別格でした。産地までいくのは難しくても、ベトナム現地のスーパーマーケットで購入するベトナム産のコショウでも十分おいしさが味わえます。

おススメの使い方は、シンプルなお肉!ベトナムコショウが自宅にあるときは、気がつくとシンプルにお肉を焼いて食べる頻度が高まります。牛・豚・鶏肉どれにもマッチします。生野菜や蒸し野菜にパラっとふりかけてもアクセントになります。一本あるだけで、いつもの料理がワンランク上の味わいに早変わりします。ベトナムコショウ、一押しです!

ひと言! コショウに合う料理ばかり考えてしまうのはなぜだろう。
おすすめブランド Dh Foods(幅広い無添加シーズニングを展開するブランド)
日本で買える拠点 アジア食材専門店など

ライムペッパーソルト(Muối tiêu chanh)〜うまみを引き出す魔法の粉

ベトナム料理の影の立役者ともいえる調味料、ムオイ・ティエウ・チャン(Muối Tiêu Chanh。ベトナムでは薬味や飲み物でよく使われる「レモン/ライム(Chanh)」に「塩(Muối)」と「 胡椒(Tiêu)」を組み合わせた、ベトナムではよく知られたパウダー調味料です。食べた瞬間、レモン/ライムの爽やかな酸味、胡椒のピリッとした辛さ、塩の塩味が口の中に広がります。現地では、茹で海老など海鮮と一緒に食べられています。

おみやげとしても日本人人気の調味料

ライムペッパーソルトは以前から日本人観光のおみやげとしても人気です。小さくて軽く、値段も手頃なうえ、ベトナムらしさもあり、もらった人も使いやすいという要素を備えているためです。We love Vietnam編集部のメンバーもベトナム在住時はよく、友人用のお土産でこのライムペッパーソルトを買って帰ったものでした。オススメの使い方は、まずお肉の下味です!通常の下味にほのかな酸味も加わり、奥行きのある味わいになります。また、ミートソースなどトマト系の煮込み料理などを作るときにも使っています。いつもの塩・胡椒だけのときより、風味が引き立ちます。

ひと言! 塩味・旨味・酸味!一本三役の優秀ミックスパウダー!
おすすめブランド CHOLIMEX(現地の定番味!)、Dh Foods(色々な味のペッパーソルトを展開するブランド)
日本で買える拠点 アジア食材専門店など

チリソース(Tương ơt)〜マイルドな甘辛さの万能選手

ベトナムでよく浸透している調味料がチリソース(Tương ớt。現地では、バインミーや卵料理、揚げ春巻きの引き立て役で使われるほか、フォーにもチリソースを加えて食べている人が多くいます。ベトナムのチリソースは甘み・酸味・旨味のバランスが良いのが特徴。欧米のチリソースともまた別の味わいが楽しめます。

日本でも手に入りやすいベトナムチリソース

ベトナムのチリソースで一番有名なのがチンス(CHIN−SU)ブランド。ベトナムでは「一家に一チンス」といわれるほどメジャーです。日本でも積極展開をしており、最近は一般のスーパーマーケットでも高い確率で手に入るようになりました。We love Vietnam編集部オススメの食べ方は、やはりバインミー!パンに野菜やハムなどを挟んで、マヨネーズとチンスで味付けをすると、ほどよい辛味で野菜やハムのうまみが引き立ちます。唐辛子・ガーリック・トマトの組み合わせのため一本で味がきまります。ほかにも、チキンのディップソース目玉焼きのソースとしてもおすすめです。上級者はベトナムの方と同じように、フォーなどの麺類にアクセントとして入れてみるのもありかもしれませんね!

ひと言! ケチャップ感覚で使える親近感!
おすすめブランド CHIN-SU(ベトナムチリソースのNo.1ブランド)、Cholimex (業務用などでも使われるコストフォーマンス◎のブランド)
日本で買える拠点 一般スーパー(最近は扱っている店が多い)、アジア食材専門店など

ベトナム醤油(Nước tương)〜うまみ引き立つベトナム版「醤油」

ヌック・トゥオン(Nước tương)はベトナムで使われている大豆発酵ベースの調味料。見た目は日本の濃口醤油に似ていますが、味わいはまるで違います。それは、原料や製法が違うため。ベトナムのヌック・トゥオンは主に、大豆・塩・水だけで作るのに対し、日本の醤油は「小麦」が使われるのが特徴。さらに製法もベトナムのヌック・トゥオンは自然発酵(自然にいる菌で発酵)が中心に対して、日本の醤油 は 麹菌(こうじきん)を人工的につけて発酵をコントロールします。自然発酵は時間はかかりますが、素朴で自然な風味に仕上がります。

ベトナムでは、野菜系の料理や豆腐料理のつけだれとして広く使われています。日本でいう「卓上醤油」のような存在で、テーブルに常備されていることもしばしば。「魚醤(ヌックマム)はちょっとクセが強くて苦手…」という人でも、ヌック・トゥオンは食べやすいと感じることが多いです。

素材にかけるだけで普段の醤油代わり!

「普段、日本で使っている醬油にすこし変化をつけたい!」というときにちょうど良いのがヌック・トゥオン。ベトナム調味料の中でもクセが少ない方のため、すこしだけベトナム風味を味わいたい、という人でも取り入れやすいのが魅力です。日本でのオススメの使い方は目玉焼き。少したらして食べると、普段の日本の醤油とは違った、甘いコクが広がります。ベトナムのように蒸し野菜のつけダレにしてもおいしくいただけます。揚げ物など、普段、日本の醤油を使っている場面なら、変わりに使ってマッチするのがヌック・トゥオンです!

We love Vietnam編集部のメンバーは、ヌック・トゥオンにあらかじめニンニクと唐辛子風味がついた、ヌック・トゥオン・トイ・オット(Nước tương tỏi ớtの愛用率が高めです!ちょいかけでもすぐに使えるためとても便利です。

ひと言! 気がつくと欲してしまうあの発酵風味。
おすすめブランド CHIN-SU(日本人にも食べやすい味付け。ニンニク唐辛子風味もおすすめ)、Nam Dương(現地の昔ながらの味わい)
日本で買える拠点 アジア食材専門店など

 

もっと知りたいベトナム調味料!

今回は日本でも手に入れやすく、日本の普段の料理にも取り入れやすいベトナム調味料6選として、ヌックマム、サテトム、コショウ、ライムペッパーソルト、チリソース、ヌック・トゥオンをご紹介しました!ベトナム調味料はベトナム料理や東南アジア料理にしか使えないと思いがちですが、実はいつも食べている料理の調味料をすこし変えたり、加えたりするだけで、自宅でもあのベトナムの懐かしい風味が楽しめてしまうんですね。

今回は初級編として、多くの人が取り入れやすいメジャーなベトナム調味料をご紹介しましたが、ベトナムにはまだまだ奥深い調味料がたくさんあります。次回は現地の生活で見つけた、よりディープな調味料を中級編、上級編でご紹介していきます!

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